2026.10.14 / ぶち上げインタビュー

【経営者インタビュー】「自分の人生の主人公は、自分だ」——21歳、ショート動画で“いい商品”を世に届ける経営者。株式会社CyberLive・市林篤人さん

「自分の人生の主人公は、自分だ」——21歳、ショート動画で“いい商品”を世に届ける経営者。株式会社CyberLive・市林篤人さん

「自分の人生の主人公は、自分だ」。 ショート動画を軸にしたSNS運用代行と、TikTok Shopの導入支援・運用代行・アフィリエイトを二軸に展開する株式会社CyberLive。ショート動画制作を強みに、認知から購買までを一気通貫で支援するこの会社を率いるのが、代表の市林篤人さんだ。 愛知で生まれ、小学1年からボールを蹴り続けた少年。ドリブルサッカーに憧れ、単身で仙台の強豪・聖和学園へ。260人の部員がひしめく寮生活だった。しかし、最後の選手権はスタンドからの応援に終わる。龍谷大学へ進むも、1年生の冬に起業と出会い、3年で中退。スーツケース1つで上京し、いま21歳で「百億企業」を見据える。 足

この記事の要点

  • 01」と聞かれて、「今はSNSですかね」と適当に答えたら、「その領域で起業している先輩がいるよ」と紹介してくれて。
  • 02当時の社長がなぜあの動き方をしていたのか、その戦略の意図まで、いまになって解像度高く見えるようになりました。
  • 03関わってくれたお客さんやメンバー、ステークホルダーの皆さんが、「売上が上がってよかった」「ここで働けてよかった」「人生の転機だった」と前向きになれる。

※ 人生ぶち上げch編集部が本文をもとに整理した独自の要約です。

ショート動画とEコマースで、「いい商品」を世に届ける

——まず、いまの事業内容を教えてください。

市林さん:メインはショート動画を軸にしたSNS運用代行です。TikTokが中心ですが、InstagramのリールやYouTubeショートまで含めて支援しています。直近だと、TikTokショップの運用代行やアフィリエイトの割合が増えてきている印象で、いまはこの二軸ですね。

お客さまは結構バラバラで、人材系や不動産の会社さん、夜系の会社さんもあります。TikTokショップのほうだと、健康食品や特化したチョコレート、青汁のような商材を扱う方が多いです。

——なぜ、ショート動画とEコマースなんですか。

市林さん:まず、Eコマースの市場がそもそもでかい。そこに動画をかけ合わせます。ショート動画って、みんな一日に4時間も5時間も見ているじゃないですか。可処分時間をごっそり奪っているんですよ。

しかもTikTokショップは、その認知から購買までが一つのプラットフォームで完結する。ここに購買がのっているのは、結構革命だと思っていて。

市林さん:まだ世に見つかっていない、ショートの認知の力とEコマースの購買。これをかけ合わせれば、いい商品なのに知られていない、マーケティングが弱くて売れていない——そんな商品でも、発見から購買まで完結できる。本当にいいものが、ちゃんと世に届く社会を作りたいんです。


「誰かこいつを止めてくれ」——サッカーに明け暮れたクソガキ時代

——子どもの頃は、どんな性格でしたか。

市林さん:正直に言うと、マジでクソガキでした(笑)。先生にも反抗して、問題児というか。ヤンキーではないんですけど、とにかく元気で、いつもふざけている。「誰かこいつを止めてくれ」みたいな感じでしたね。

性格はめちゃくちゃ明るくて、エンターテインメントが大好き。基本、うるさいやつでした。

家に帰ると、そこから一人で練習

——サッカーはいつから?

市林さん:小学1年からです。きっかけは、仲のいい友達が幼稚園でこっそり2人で始めていて。「なんで俺を呼んでくれへんねん」って、興味本位で入りました(笑)。

学校ではふざけていたんですけど、家に帰ると別なんです。下校は毎日走って帰って、用意して近所の公園へ。夕方から夜まで一人でボールを蹴って、それからチームの練習に行く。ほぼ毎日その繰り返しでした。チームはめちゃくちゃ弱かったんですけど(笑)、サッカーだけはずっと好きで続けられたんですよね。


260人の部の中で——単身で選んだドリブルサッカー

——高校で、地元を離れて仙台へ。

市林さん:中学まで愛知にいたんですけど、高校は仙台の聖和学園を選びました。ドリブルサッカーで自分が戦いたい、という憧れですね。練習試合で見たときに、「この信念を貫く、うるさい集団で全国を勝てたら面白いな」と直感して。「絶対ここに行く」と決めました。

当時は朝5時起き。朝練をして、飯を食って、また朝練。授業のあとも16時から18時、18時から20時と2部練まである。部員は僕らの代で260人いて、合計すると1日4時間くらい練習していました。

やりきれなかった、最後の選手権

——3年生の選手権は、どうでしたか。

市林さん:僕は出られなくて、応援だったんです。やっぱり結果にこだわっていたので、それが実現できなかった事実が残って。「これじゃ終われない」と思いました。

そこで学んだのは、シンプルに諦めたやつは負ける、ということです。高校サッカーって3年しかない。その短さの中で結果を出すのは本当に難しい。でも、時間のリミットがないものなら、よほどの夢じゃない限り、諦めなければ叶うと思うんです。僕はメンバー発表の3ヶ月前に、心のどこかで諦めてしまった。本気で信じ切れていなかった。だから負けたんだ、と。


創業支援ブースで出会った、起業という道

——大学は龍谷大学へ進まれます。

市林さん:高校の成績がオール5で、バカクラスでずっと1番だったんですよ(笑)。指定校でいろいろ行ける中で、地元の愛知から京都は近いし、親戚もいた。

——起業のきっかけは。

市林さん:1年生の11月くらいまで、めちゃくちゃ遊んでいたんです。でも「ずっと起業したい」という気持ちはあって。大学に創業支援のブースがあると知って、行ってみたんです。

そこで教授に「何に興味があるの?」と聞かれて、「今はSNSですかね」と適当に答えたら、「その領域で起業している先輩がいるよ」と紹介してくれて。そこから僕の起業が始まりました。

スーツケース1つで、渋谷へ

——先輩と2年、その後に独立を。

市林さん:先輩とSNSマーケの会社を、創業メンバーとして2年ほどやりました。3年生の10月に独立して、しばらく個人事業でやって。上京したのは3月、スーツケース1つで渋谷に出てきました。

不安ですか? 希望しかなかったですね(笑)。正直お金は全然なかったんですけど、「まあなんとかなる」と思っていて。実際、なんとかなりました。


立場が逆転して見えた、「社長の気持ち」

——創業メンバーの経験は、いまの土台になっていますか。

市林さん:めちゃくちゃ生きています。当時は働き手だったので、納期に遅れたり、お客さんに失礼なことを言ってしまったり、年が近くて社長に盾突いたこともあった。

でも自分が社長になって、逆の立場で考えたら「とんでもないことをしていたな」と。あの頃は、まだ学生気分だったんですよね。

当時の社長がなぜあの動き方をしていたのか、その戦略の意図まで、いまになって解像度高く見えるようになりました。社長の気持ちは、社長になって初めてわかったんです。

レバレッジがかかることを選ぶ

——意思決定で一番意識していることは。

市林さん:レバレッジがかかることをする、ということです。少ない力で大きな成果を出す。今回このインタビューを受けたのも、実はそこなんです。

1時間の取材で、採用が2人決まれば十分ペイする。そういう計算をして、「これはレバレッジがかかりそうだな」というものを選んでやっています。誰と会うか、も同じ基準で考えていますね。

——「選んだ道を正解にする」という考え方も伺いました。

市林さん:大学受験や就活で失敗した、行きたい企業に行けなかった、という人は山ほどいます。でも、そこで文句を言っても何も変わらない。

「あの企業だったら俺は」なんて言う人、結構いるじゃないですか。それって、めっちゃダサいと思うんです。そうじゃなくて、今の自分に目を向けて、いまできる最大のことをやれているか。そこが全部だと思っています。


正社員は自分ひとり——「何をしないか」を見極めるフェーズ

——いまの組織体制を教えてください。

市林さん:正社員は僕ひとりで、業務委託が7〜8名。コアメンバーは2人で、あとは編集やデザインをスポットで外注しています。撮影は基本、僕ともう1人で回しています。

案件は、僕らより1つ上のレイヤーの広告代理店さんと仲良くなって、そこからいただくことが多いですね。

——いま抱えている課題は。

市林さん:課題はめちゃくちゃあるんですけど、一番は「どの事業ドメインで売上と利益を出していくか」の見極めです。

5年くらいの事業計画を引いていて、その通りの利益を出すには、どの領域で勝負するか。何をしないで、何をするか——この取捨選択が、いま一番の課題ですね。

だからこそ、Amazonや楽天で売っているけれどTikTokショップはまだよくわからない、挑戦してみたい、というEC事業者さんは、僕らが支援できます。採用動画などショート動画の領域なら、めちゃくちゃ得意なので、ぜひ声をかけてほしいです。


5年で「百億企業」、そして長く続く会社へ

——今後の目標を教えてください。

市林さん:5年で、百億企業です。少ない時間で大きく——これもレバレッジですよね。はったりに聞こえるかもしれませんが、絶対に行きます。

もう一つは、長く続く会社。「ここでずっと働きたい」と思ってもらえる、雰囲気もやりがいもいいチームを作りたい。

関わってくれたお客さんやメンバー、ステークホルダーの皆さんが、「売上が上がってよかった」「ここで働けてよかった」「人生の転機だった」と前向きになれる。僕らと関わって、幸福の総量が増えれば、それが一番いいんです。


自分の人生をコントロールできる、最大の変数

——最後に、一歩踏み出せない人へメッセージを。

市林さん:僕がずっと思っているのは、自分の人生の主人公は、自分だということです。

「友達が」「親が」「自分はこの学力だから」と、できない理由を探す人がすごく多い。でも、それってお前の人生ちゃうの?と思うんです。

行きたいところに行けばいいし、やりたいことをやればいい。誰が何を言おうと、自分の人生をコントロールできる最大の変数は、自分なんです。だから、自分の人生に責任を持てよ、と。後輩にも、自分にも、いつも言い聞かせています。


挫折も、遠回りも、市林さんは一度も他人のせいにしなかった。選んだ道を正解にし、レバレッジを効かせて前へ進む。21歳の彼が見据えるのは、百億という数字と、関わる人すべての幸福の総量だ。その原点には、走って公園へ通ったあの少年の一途さが、いまも息づいている。


会社概要

会社名:株式会社CyberLive

代表取締役:市林 篤人

事業内容:SNS運用代行(TikTok・Instagram・YouTubeショート etc)TikTok Shopの導入支援・運用代行・アフィリエイト、採用動画・集客動画などのショート動画制作

所在地:東京・渋谷


取材・文:佐藤大遥(株式会社One Rep)

[ぶち上げch noteインタビュー希望の方はこちら](https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc7QMCdWjv_M00Nxb53MkgpI3rNBzn6sn8gP6Ac20UVlcLxew/viewform)

[人生ぶち上げch出演希望の方はこちら](https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfM9X1KVQZBL6NcdVZM9ARd98B7MG-F2FOauMuol2sW-YX4Rw/viewform)

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