2026.08.23 / ぶち上げインタビュー

【経営者インタビュー】「僕と一回喋ったら、人生は絶対に楽しくなる」——21歳、フリーターから2年で駆け上がる若手社長。

「僕と一回喋ったら、人生は絶対に楽しくなる」——21歳、フリーターから2年で駆け上がる若手社長。

この記事の要点

  • 01買取・新電力(通信)・人材紹介の3つの事業を束ね、直近では採用に特化したSNS運用にも踏み出した若き経営者だ。
  • 02「自信がないなんて、ダサいじゃないですか」と笑う蔵乃介さんに、その原点と現在地、そして見据える未来を伺った。
  • 03でも法人化のタイミングで、その相方と「共同経営にしたい」「いや、それは嫌だ」でぶつかってしまって。

※ 人生ぶち上げch編集部が本文をもとに整理した独自の要約です。

ネクスト社長こと、株式会社Naviris代表・松浦蔵乃介さん

「就職したら、負けだと思っていたんです」。

そう言い切るのは、「ネクスト社長」こと株式会社Naviris代表・松浦蔵乃介(まつうら くらのすけ)さん、21歳。買取・新電力(通信)・人材紹介の3つの事業を束ね、直近では採用に特化したSNS運用にも踏み出した若き経営者だ。

東京・練馬で生まれ、埼玉・川口で育った少年時代。プロ野球選手への憧れ、肘の怪我、通信制高校、月40万円を稼いだアルバイト。しかし高校を出てフリーターになった彼を待っていたのは、全てがうまくいかない、出口の見えない日々だった。転機は、たまたま立ち寄った長野のバー。そこから2年で、彼の人生は原型をとどめないほど変わっていく。

「自信がないなんて、ダサいじゃないですか」と笑う蔵乃介さんに、その原点と現在地、そして見据える未来を伺った。以下、蔵乃介さん。


【プロフィール】

会社名:株式会社Naviris

役職:代表

氏名:松浦 蔵乃介(まつうら くらのすけ)

Instagram:ネクスト社長|松浦蔵乃介(@next.ceo.kura)


買取・通信・人材紹介——21歳が束ねる3つの事業

——まず、いまやられている事業を教えてください。

蔵乃介さん:メインでやっているのは買取事業ですね。フランチャイズとして名前をお借りして、全国を出張で回りながら買取をしています。

いまもちょうど秋田にいて、こうやって全国を飛び回っているところなんですよ。

それ以外だと、新電力(通信)の販売代理店と、人材紹介の代理店ですね。大学生や求職者の方を紹介して、紹介料をいただく形です。

ただ、そこはそんなにメインではなくて。今後は買取に一番力を入れていこうと思っています。

——起業されたのはいつ頃ですか?

蔵乃介さん:個人事業として始めたのが、ちょうど1年前の2025年8月です。

そこからキャッシュにも余裕が出てきたので、2025年12月26日に法人化しました。まだ1期目も終わっていない、本当に立ち上げたばかりの会社なんですよ。


「社長って、野球選手の次にかっこいい」——練馬の悪ガキが抱いた夢

プロ野球の夢が、社長への憧れに変わった

——どんな子ども時代だったんですか?

蔵乃介さん:生まれは東京の練馬区で、小学4年生まで大泉にいました。

そこから埼玉県の川口市に引っ越したんですけど、地元はヤンキーが多くて、治安もそこそこ悪くて。僕自身も、まあまあの悪ガキだったと思います(笑)。

中学では野球部に入っていて。小さい頃からプロ野球選手になりたいっていう夢が、ずっとあったんです。

でも中学くらいで「あ、俺のレベルじゃ無理だな」って気づいて。肘も怪我してしまって、高校で野球を続けるのは違うかなと思うようになりました。

——野球の次に目指したのが、社長だった。

蔵乃介さん:そうなんです。「じゃあ何をしよう」ってなったときに、野球選手の次にかっこいい職業って何だろうと考えて。

僕の中では、もう社長しか浮かんでこなかったんですよ。何でもいいから社長になろう、って。


月40万を稼いだ高校生——それでも「就職したら負けだ」

年に3回しか通わない高校を選んだ

——高校はどう選んだんですか?

蔵乃介さん:社長になるなら時間が欲しいと思って、通信制のN高を単願の第一志望で選びました。

年に3回くらいしか学校に行かなくていいので、「ここで時間を作って会社を立ててやろう」と思っていたんです。

ただ、いきなり時間ができすぎて、正直かなり遊んでしまって(笑)。

その代わりバイトはずっとしていて、ドミノ・ピザで2年くらい。高校生ながら店で一番偉い責任者まで上らせてもらって、毎月40万円くらい稼いでいました。

——高校は卒業して、そのまま就職はしなかったそうですね。

蔵乃介さん:はい。心のどこかで就職したら負けだっていうプライドがあって、N高はちゃんと卒業して、そのままフリーターになったんです。

とりあえずお金を稼ごうと思って、FXも物販も情報商材も、いろいろ手を出しました。でも、なかなか何もうまくいかなくて。


「今変わらなくて、どうすんの?」——長野で出会った、人生初の社長

——人生の転機は、どこにあったんですか?

蔵乃介さん:長野です。地元が長野の友達を車で送っていったとき、着いたのが夜遅くで、一人でやることもなくて。

駅前でたまたま開いていたガールズバーに入ったんですけど、そこで隣にいたお兄さんに話しかけたのが、すべての始まりでした。

その人が「東京で会社をやってる社長を紹介するよ」と言ってくれて。

僕にとって、人生で初めての社長との出会いでした。正直、めちゃくちゃ怪しいなとは思ったんですけどね(笑)。それでも、一回会ってみようと。

六本木で言われた「どのくらい覚悟あるの?」

——実際に会ってみて、どうでしたか?

蔵乃介さん:東京に戻った翌日に「今日、六本木で会える?」ってLINEが来て、行ってみたら、ちゃんとした人材紹介の会社の社長さんで。

「何になりたいの?」と聞かれて「社長になりたいけど、何からしていいか分からない」と答えたら、「まず営業をやった方がいい」と言われて。

「どのくらい覚悟あるの?髪を黒染めして、朝から面接に行けるの?」って言われて、「行けます」って即答して。

そのまま一番難しそうな営業会社を紹介してもらって、2日後には面接を受けていました。それが、僕の営業人生の始まりです。


2週目でサボった僕が、3ヶ月連続で1位を取るまで

——最初から営業がうまくいったんですか?

蔵乃介さん:いや、全然です(笑)。配属されたのが新電力の営業部署で、最初の3ヶ月はテレアポしかさせてもらえなくて。

聞いていた話と違うと思って、入社2週目の初日に、サボってしまったんですよ。

そうしたら、紹介してくれた社長からすぐ電話がかかってきて。また六本木に呼び出されて、「今変わらなくて、どうすんの?」「どうせやるなら、一番取ってこいよ」って、めちゃくちゃ熱い言葉をもらいました。

当時のことはあまり覚えていないくらいなんですけど、その言葉が本当に心に刺さったんです。

——そこから、結果は変わりましたか?

蔵乃介さん:次の日から気持ちを完全に切り替えました。

テレアポで一番を取って、4ヶ月目でやっと訪問に行かせてもらって。最初は数万円差の2位で、めちゃくちゃ悔しくて。でも、そこから3ヶ月連続で1位を取らせてもらいました。

ただ、このまま残っても自分が1位を取り続けるだけだなと思ったら、つまらなくなってしまって。

それで会社を辞めて、独立することにしたんです。


一番の挫折は、一期目——Wi-Fi営業で、売上が立たない日々

相方とぶつかり、たった一人になった

——独立してからは順調でしたか?

蔵乃介さん:最初は同期を一人引き抜いて、2人で新電力を売っていました。

個人事業のときは、2人でやっているにしては順調に数字も積み上がっていたと思います。

でも法人化のタイミングで、その相方と「共同経営にしたい」「いや、それは嫌だ」でぶつかってしまって。

結局、一人になってしまったんです。人生で一番の挫折は、正直この一期目でした。

——一人になって、どうしたんですか?

蔵乃介さん:電気はテレアポと訪問の2人体制がきついので、一人でもできるWi-Fiの訪問営業を始めたんです。

でも1月の寒い中でピンポンを押し続けても、全然取れなくて。2月に前職でお世話になった先輩が加わってくれたんですけど、それでも2人でほとんど売上が立たない時期が続きました。

——そこから、どう立て直したんですか?

蔵乃介さん:4月に「もうダメだ」と思って、一度電気に戻したんです。そうしたら2ヶ月で売上が一気に戻ってきて、なんとか耐えられて。

ちょうどその頃、お世話になっている社長から「買取をやった方がいいんじゃない?」と勧めてもらって、7月から買取事業を始めました。それが、いまの主力になっています。


ズルはするな、約束は守れ——背中で見せる「当たり前」

——チームで大事にしている価値観はありますか?

蔵乃介さん:一つだけ、めちゃくちゃ言っていることがあって。ズルはするな、です。

失敗したときやミスをしたときに、言い訳から入るんじゃなくて、まず認めろよと。どうすれば自分の責任が軽くなるかを考える時間なんて、無駄だし、どうせバレますから。

——ご自身が大事にしていることは?

蔵乃介さん:時間を守る、約束を守る。この当たり前のことを、当たり前にやるのを、背中で見せるようにしています。

僕はまだ若いので、しっかりしていないと「若いからな」って見られてしまう。だからこそ、当たり前をきっちりやるんです。野球をやっていた頃に、一番言われてきたことでもあるので。

「表裏がない」から、ついてきてくれる

——メンバーは、なぜついてきてくれるんだと思いますか?

蔵乃介さん:たぶん、僕の人柄じゃないですかね。僕はとにかく表裏がないんですよ。思ったことはそのまま直接言うので、嫌いな人は嫌いだし、好きな人は好き。「普通」の人がいないタイプなんです。

メンバーにも「不満を抱えるんじゃなくて、思ったタイミングで全部口に出してくれ」と言っていて。だから、みんな不満なくやれているのかなと思います。


来期は年商5億、インスタを軸にSNS100万人——インターン生100人の営業部隊をつくる

——今後の目標を教えてください。

蔵乃介さん:一期目が大きくコケてしまったので、二期目は年商5億円を狙っています。

それと、SNSの総フォロワー100万人。いま一番伸ばしたいのは、圧倒的にインスタですね。ここを主戦場にして、YouTubeもTikTokもXも全部やっているので、トータルで100万フォロワーまで持っていきたいと思っています。

——組織としての目標はありますか?

蔵乃介さん:インターン生を100人集めて、通信で月1000件を上げられる営業部隊をつくりたいんです。

僕自身が営業でここまで来たので、熱意のある若い子を集めて、営業のやり方を教えて、そのまま数字で結果を出せるチームにしていきたいんですよね。買取のほうも、月500件をこなせる体制を作りたいと思っています。

社名「Naviris」に込めた意味

——社名の由来は何ですか?

蔵乃介さん:実は社名、ChatGPTに決めてもらったんです(笑)。

いくつか出してきた候補の中で一番響きが良かったのがNavirisで、「幸せを運ぶ蝶」みたいな意味があるらしくて。ロゴも蝶をイメージして作ってもらって、名乗っているうちに、どんどん愛着が湧いてきました。


くすぶっている若者へ——「僕と一回喋ったら、人生は楽しくなる」

——最後に、くすぶっている若者へメッセージをお願いします。

蔵乃介さん:僕自身、フリーターのどん底から、この1〜2年で人生がガラッと変わりました。長野に行ったのがちょうど2年前で、そこからここまで来たんです。

だから、熱い思いや夢を持っている若者が、本当に大好きなんですよ。

いまはインスタを中心に、そういう若者に向けて発信しています。アカウントは「ネクスト社長|松浦蔵乃介(@next.ceo.kura)」です。

僕と一回でも喋ったら、人生は絶対に楽しくなるって本気で思っているので、ぜひインスタを見て、DMをください。一緒に、人生を面白くしていきましょう。


プロ野球の夢、就職への反発、そして一度の大きな挫折。松浦さんの2年間は、決して順風満帆ではなかった。それでも彼が前に進み続けられるのは、「ズルをせず、当たり前を当たり前にやる」という揺るがない芯があるからだ。フリーターだった21歳が描く未来は、もう始まっている。


会社概要

会社名:株式会社Naviris

代表:松浦 蔵乃介

事業内容:買取事業(出張買取)、新電力(通信)販売代理店、人材紹介代理店、採用特化SNS運用

Instagram:ネクスト社長|松浦蔵乃介(@next.ceo.kura)


取材・文:木村光志(株式会社One Rep)

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